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相続財産調査の必要性 相続財産調査は相続手続の基礎になる手続の一つです!

2023/06/25

相続財産調査の重要性とその手続きについて

相続財産調査の重要性とその手続きについて

相続財産調査は、相続手続きの基礎となる重要なステップです。現代社会では、相続財産が不明であったり、相続人の一人が行方不明であったりするケースが珍しくありません。これらの状況に直面したとき、どのように対処すればよいのでしょうか?この記事では、相続財産調査の必要性と具体的な手続きについて詳しく解説します。


相続財産が不明な場合の対処法

相続財産が不明な場合、まず行うべきは遺産目録の作成です。遺産目録とは、故人が残した財産の種類や価値を詳細に記載した書類のことです。この目録を作成することで、相続財産の全体像を把握することができます。


遺産目録の作成方法

  • 故人の住居や金庫の確認: まずは、故人の住居や金庫を確認し、現金や貴重品、重要書類がないかを調べます。
  • 金融機関への問い合わせ: 銀行や証券会社に問い合わせを行い、故人の口座や投資の状況を確認します。これにより、預貯金や株式などの金融資産を把握できます。
  • 保険や年金の調査: 故人が加入していた生命保険や年金についても調査が必要です。これにより、受取人や受取額を確認し、遺産目録に反映させます。

これらの手続きを通じて、相続財産の全体像を明らかにし、遺産分割協議を円滑に進めることが可能になります。


相続人が行方不明の場合の対応

相続人の一人が行方不明である場合、その相続人の権利をどのように扱うかが問題となります。通常は、その相続人の存在を前提に遺産分割調停を行いますが、連絡が取れない場合は以下の手続きを検討します。


行方不明の相続人への対応策

  • 供託金として法務局に預ける: 行方不明の相続人の分を供託金として法務局に預けることを前提に、裁判所に審判を求めます。これにより、他の相続人との遺産分割を進めることができます。
  • 失踪宣告の申立て: 行方不明の相続人が死亡したと推定される場合、失踪宣告を申立てることができます。これにより、その相続人の分を他の相続人に分配することが可能になります。
  • 相続放棄の受理: 相続人が相続を放棄した場合、相続放棄の受理を申立てることで、その分を他の相続人に分配することができます。

これらの手続きには裁判所の関与が必要であり、専門家の助言を受けながら進めることが重要です。


孤独死と相続問題

相続に関する問題は、法律だけで解決できるものではありません。特に、孤独死は社会的な問題でもあり、事前の準備が重要です。終活やおひとり様の実務に携わる専門家と協力し、生前にしっかりと準備をしておくことが、相続問題を未然に防ぐ鍵となります。


終活の重要性

終活とは、人生の終わりに向けての準備を行うことです。具体的には、財産の整理や遺言書の作成、葬儀の準備などが含まれます。これにより、残された家族が相続手続きで困らないようにすることができます。


おひとり様の実務

おひとり様とは、配偶者や子供がいない方を指します。このような方々は、特に相続の準備をしっかりと行う必要があります。信頼できる友人や専門家に相談し、遺言書を作成することで、財産の分配を明確にしておくことが重要です。


まとめ

相続財産調査は、相続手続きの基礎となる重要なステップです。相続財産が不明であったり、相続人が行方不明であったりする場合には、適切な手続きを行うことで、スムーズに相続を進めることができます。また、孤独死を防ぐためには、終活やおひとり様の実務に携わる専門家と協力し、生前に準備をすることが大切です。

本ブログでは、実際の相続の現場で起こった悩ましいご経験を紹介しながら、必要な実務や手続きを解説しました。相続に関するお悩みやご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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