日本における農地の貸借手続きの一本化とその重要性│ 滋賀県大津市で相続・遺言書作成・成年後見でお悩みの方は司法書士・行政書士和田正俊事務所にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください

相続・遺言書作成・成年後見は滋賀県大津市の司法書士・行政書士|和田正俊事務所

HPを見たとお伝えください相続・遺言書作成・成年後見などのお困りごとのお問い合わせ077-574-7772

お問い合わせ

営業時間|9:00~17:00  定休日|土・日・祝

お役立ちブログ

日本における農地の貸借手続きの一本化とその重要性

2024/06/21

日本の農地制度は、農業経営の基盤を強化し、効率的な農地利用を促進するために、令和7年4月から新たな変革を迎えます。
これは、農地の貸借手続きを一本化し、農地中間管理機構を通じて行うことで、地域計画に基づいた農地の集積・集約化を促進するものです。
この制度の見直しは、農地の適切な利用と農業経営の効率化を目指し、地域の農業の将来像を形成する上で重要な役割を果たします。

従来、市町村が作成する農用地利用集積計画と、農地中間管理機構が作成する農用地利用配分計画は別々に存在していましたが、これらが統合されることで、農地の利用がより一層効率的になります。
新しい制度では、農地バンクを介して、地域計画に沿った農地の利用が推進され、農地の貸し手と借り手のマッチングが容易になります。
これにより、農地の分散錯圃(さくほ)が解消され、農業経営規模の拡大が図られることが期待されます。

農地バンクを通じた貸借手続きには、貸し手にとっても借り手にとっても、さまざまなメリットがあります。
貸し手は、農地バンクから確実に賃料を受け取ることができ、相続時の対応も農地バンクが行ってくれるため、安心して農地を貸し出すことが可能です。
一方、借り手は、まとまった農地を長期間安定的に借りることができ、地域の農業発展に貢献することができます。

この制度の周知と活用促進は、日本司法書士会連合会をはじめとする関連団体にとっても重要な課題です。
日々の相談活動の中で農地に関するご相談者に対し、この新しい制度を積極的にご紹介いただき、農地の適切な利用と農業経営の強化に向けた取り組みを支援していくことが求められています。

農地の貸借手続きの一本化は、日本の農業の持続可能性と競争力を高めるための重要なステップです。
この制度が成功すれば、地域の農業が活性化し、食料自給率の向上にも寄与するでしょう。今後も、農地制度の改革とその進展に注目が集まります。



■■□―――――――――――――――――――□■■ 
司法書士・行政書士和田正俊事務所 
【住所】 〒520-2134 滋賀県大津市瀬田5丁目33番4号 
【電話番号】 077-574-7772 
【営業時間】 9:00~17:00 
【定休日】 日・土・祝 
■■□―――――――――――――――――――□■■

おすすめの記事

「代表取締役等住所非表示措置について」が法務省から出ています。

続きはこちら

「土地等譲渡所得(所得税)及び贈与税申告におけるe-Tax の利用拡大に係る協力について(依頼)」が通知されました。

続きはこちら

電子定款の認証手続きと電子委任状の送信方法の最新動向

続きはこちら

令和6年度「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン

続きはこちら

【民事法律扶助の改正について】

続きはこちら

ご相談・ご依頼はお気軽にどうぞ

営業時間|9:00~17:00 定休日|土・日・祝

遺産承継・相続預貯金の手続きもWEBお問い合わせへ