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2025/02/24
成年後見制度は、判断能力が不十分な方々を法的に支援するための重要な制度です。しかし、被後見人が死亡した場合、成年後見人の役割はどのように変わるのでしょうか。また、専門職後見人が相続人から遺産分割事件の依頼を受けた場合、どのように対応すべきかについても解説します。
成年後見人は、被後見人の財産管理や生活支援を行う重要な役割を担っています。しかし、被後見人が死亡した時点で、成年後見人としての役割は終了します。これは、成年後見制度が生存中の被後見人を支援するためのものであるためです。
被後見人が死亡した場合、成年後見人は速やかに家庭裁判所に報告し、後見業務の終了手続きを行います。この報告には、被後見人の死亡を証明する書類(例えば、死亡診断書)が必要です。後見業務の終了に伴い、成年後見人は財産の最終報告を行い、後見業務を正式に終了させます。
被後見人の死亡後、専門職後見人であった者に対して、相続人から遺産分割事件の依頼があることがあります。この場合、専門職後見人は新たな役割として、相続人の代理人として活動することが可能です。ただし、これは成年後見人としての業務とは別の契約となります。
遺産分割は、相続人全員の合意に基づいて行われます。専門職後見人が遺産分割の代理人として依頼を受けた場合、相続人間の調整や遺産の評価、分割案の作成などを行います。これには、法律的な知識と交渉力が求められます。
専門職後見人は、法律の専門家として、相続人の利益を最大限に守る役割を果たします。遺産分割においては、公平かつ適正な分割が行われるよう、相続人間の調整を行い、必要に応じて家庭裁判所への申し立てを行うこともあります。
専門職後見人が遺産分割事件を受ける際には、いくつかの注意点があります。まず、成年後見人としての業務と遺産分割の代理人としての業務は明確に区別する必要があります。また、利益相反が生じないよう、依頼を受ける際には慎重な判断が求められます。
利益相反とは、同一の法律専門家が複数の依頼者の利益を同時に守ることが困難な状況を指します。専門職後見人が遺産分割事件を受ける際には、他の相続人の利益を損なうことがないよう、依頼者との契約内容を明確にし、必要に応じて第三者の専門家を紹介することも考慮します。
専門職後見人は、法律の専門家としての倫理を守ることが求められます。依頼者の利益を最優先に考え、公正かつ誠実に業務を遂行することが重要です。また、依頼者とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築くことも大切です。
成年後見人の役割は、被後見人の死亡により終了しますが、その後も専門職後見人として新たな役割を担うことが可能です。遺産分割事件の依頼を受ける際には、法律の専門家としての知識と倫理を活かし、相続人の利益を守ることが求められます。成年後見制度と相続に関する知識を深め、適切なサポートを提供することで、依頼者の信頼を得ることができるでしょう。
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