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2025/04/23
デジタル時代におけるデータの扱いに関する問題は、ますます重要性を増しています。私たちの日常生活において、スマートフォンやSNSに蓄積されるデータは、私たちのアイデンティティや生活履歴を示す大切な「デジタル遺産」となっています。しかし、私たちの命が尽きた後、このデータはどのように扱われ、誰がアクセスできるのかを考えたことはあるでしょうか?
まず、デジタル遺産とは何かについて説明します。デジタル遺産とは、オンラインアカウントやデジタルデバイスに保存されたデータの総称です。これには、SNSの投稿、写真、電子メール、クラウドストレージのファイル、その他のオンラインサービスに保存されたデータが含まれます。これらは私たちの人生の一部であり、遺族にとっても重要な情報となる可能性があります。
生前に行っておくべき第一歩は、デジタルデータを整理し、どのようなデータがどこに保存されているかを把握することです。スマートフォン、PC、外部ストレージ、各種オンラインサービスのアカウント情報を整理し、一覧にまとめておくことが望ましいと言えます。
信頼できる家族や友人に、主要なデータのアクセス情報を共有する方法を考えましょう。重要なアカウントのパスワードやリカバリー方法を伝える手段として、紙に書いて安全な場所に保管したり、パスワード管理アプリを活用するのも一つの手です。
デジタル遺産について法律専門家と相談し、適切な契約を結ぶことをお勧めします。遺言書や死後委任契約を通じて、遺族がスムーズにデジタルデータを処理できるよう準備しておくと良いでしょう。
多くのSNSプラットフォームでは、ユーザーが死後のアカウント管理方法を指定できる機能を提供しています。例えば、Facebookの「レガシーコンタクト」設定を活用することで、一定の管理権限を与えた人があなたのアカウントを管理できるようにすることができます。この方法を使って、あなたが意図する形でSNSデータを扱えるように事前設定しておくことは重要です。
デジタル時代における「死後のデータ処理と契約」は、誰もが考慮すべき重要なテーマです。自身のデジタル遺産について考えることは、死後のプライバシー保護だけでなく、遺族に対する思いやりでもあります。この機会に、デジタル遺産の整理と管理、契約の準備を考えてみませんか?
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