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2025/05/17
相続手続きは、故人が残した財産を適切に分配するための重要なプロセスです。特に、故人に託された書面がある場合、その内容を正しく理解し、法的に有効な手続きを進めることが求められます。本記事では、相続手続きの基本的な流れと、書面を活用する際のポイントについて詳しく解説します。
まず最初に行うべきは、故人が残した書面の確認です。遺言書や遺産分割協議書などが含まれることが多いですが、これらの書面が法的に有効であるかどうかを確認することが重要です。書面の内容が不明確な場合や、法的な有効性に疑問がある場合は、弁護士や司法書士といった専門家に相談することをお勧めします。
遺言書が存在する場合、家庭裁判所での検認手続きが必要です。検認とは、遺言書の内容を確認し、法的に有効であることを確認する手続きです。この手続きを経ることで、遺言書の内容に基づいた相続手続きを進めることができます。
次に、相続人が誰であるかを確定します。戸籍謄本などの公的書類を用いて、法定相続人を確認することが一般的です。相続人の確定は、遺産分割の基礎となるため、正確に行う必要があります。
故人の財産を調査し、リストアップします。不動産、預貯金、株式などの資産だけでなく、負債がある場合も同様に調査します。相続財産の全体像を把握することで、遺産分割の計画を立てやすくなります。
相続人全員で遺産の分割方法を協議します。遺言書がある場合はその内容に従いますが、全員の合意があれば異なる分割も可能です。協議の際には、相続人全員が納得できるよう、透明性のある話し合いを心がけましょう。
協議の結果をもとに、遺産分割協議書を作成します。この書類には、全相続人の署名と押印が必要です。遺産分割協議書は、後々のトラブルを防ぐためにも、正確に作成することが重要です。
不動産や金融資産の名義変更を行います。必要な書類を揃え、各機関で手続きを進めます。名義変更は、相続手続きの最終段階であり、これを完了することで相続が正式に完了します。
手続きが複雑な場合や不明点がある場合は、弁護士、税理士、司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、手続きをスムーズに進めることができます。
相続手続きは、故人の意思を尊重しつつ、法的に正しい方法で進めることが求められます。故人に託された書面を活用し、適切な手続きを行うことで、相続人全員が納得できる形での遺産分割が可能となります。
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