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2024/07/10
日本の税務行政は、デジタル化の波に乗り、納税者の利便性の向上と税務行政の効率化を目指しています。その一環として、国税庁はe-Taxシステムの利用拡大を推進しており、土地等譲渡所得(所得税)及び贈与税申告においても、このシステムの利用が奨励されています。
e-Taxは、オンラインで税務申告を行うための国税庁の公式システムです。このシステムを利用することで、納税者は郵送や税務署への直接訪問なしに、税務申告を行うことが可能になります。これにより、時間と労力を節約し、納税プロセスをよりスムーズにすることができます。
令和6年6月28日に国税庁から発表された通知によると、e-Taxの利用拡大に向けた取り組みが進められています。特に、土地等譲渡所得に関する申告書の作成が、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を通じて普及しており、令和7年1月以降は、スマートフォンでも入力しやすい画面に変更される予定です。また、贈与税についてもスマートフォンを利用した申告が可能になるとのことです。
このような変更は、納税者がより簡単に申告できるようにするためのものであり、税務行政のデジタルトランスフォーメーションを象徴しています。納税者にとっては、これらの改善は申告プロセスをよりアクセスしやすく、理解しやすいものにすることで、納税の義務を果たすことがより容易になります。
国税庁は、司法書士会連合会やその会員に対して、e-Taxの利用拡大に向けた協力を依頼しています。これは、税務専門家がクライアントに対して最新の情報を提供し、デジタル申告プロセスの利点を伝えることで、e-Taxの普及を促進するためです。
この取り組みは、日本が目指すデジタル社会の実現に向けた重要なステップであり、納税者、税務専門家、そして国税庁自身にとって多くの利点をもたらします。e-Taxの利用拡大は、税務申告の未来を形作る上で、重要な役割を果たすことでしょう。