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親族が亡くなり、遺産として不動産が多く残される場合、相続人は相続財産調査や相続放棄などの手続きを進める必要があります。不動産が多い相続では、調査費用や相続放棄の判断が特に重要になります。
不動産は、現金や預貯金と異なり、複数の不動産会社に査定を依頼することで、評価額が大きく変動する可能性があります。また、不動産には、固定資産税や維持費などの費用が発生するため、相続放棄を検討する必要があるケースもあります。
こちらでは不動産が多い相続について、相続財産調査の費用や相続放棄の注意点、専門家に相談するメリットなどを詳しく解説していきます。
相続財産調査とは、故人が残した財産(プラスの財産とマイナスの財産、どちらも含みます)を把握する手続きです。現金や預貯金、不動産、株式、自動車などのプラスの財産だけでなく、借金や保証債務などのマイナスの財産も含まれます。相続財産調査では、これらのプラスとマイナスの財産のすべてを調査する必要があります。
相続財産調査は、遺産分割協議をスムーズに進めるために非常に重要です。
相続財産の全容を把握して初めて、遺産分割協議を開始することができます。
不動産や預貯金など、遺産の種類や評価額を正確に把握することで、相続人全員が納得できる遺産分割協議を進めることができます。
相続財産調査を怠ると、後から新たな財産や負債が見つかり、相続人間でトラブルが発生する可能性があります。
相続財産調査をしっかりと行うことで、相続人全員が安心して遺産分割協議を進めることができます。相続財産調査は、相続税の申告や相続放棄などの手続きにも必要不可欠です。相続財産の全容を把握することで、相続税額の計算や相続放棄をするかどうかの判断材料を得ることができます。
相続財産調査は、専門家に依頼することができます。不動産が多い相続では、専門家である弁護士、司法書士、税理士などに依頼するケースが多いでしょう。それぞれの専門家によって費用相場や得意分野が異なります。
専門家 | 費用相場 | メリット |
---|---|---|
弁護士 | 10万~30万円程度 | 代理権を持ち、手続き全体を任せられる |
司法書士 | 10万~30万円程度 | 不動産の相続登記を依頼することができる |
税理士 | 遺産総額の0.5%~1.0% | 相続税の申告や節税対策の相談に乗ってくれる |
専門家に依頼することで、専門知識に基づいた的確な調査、必要書類の準備や手続きの代行など、時間と手間を大幅に削減できます。専門家に依頼する場合は、事前に複数の専門家に相談し、見積もりを取ることが重要です。
相続財産に不動産が含まれる場合、その状況によっては相続放棄を検討するケースが出てきます。
例えば、相続財産に不動産が含まれる場合、その不動産が負債超過になっているケースがあります。負債超過とは、不動産の評価額よりも住宅ローン残高などの負債のほうが大きい状態を指します。このような場合、相続放棄を検討する必要があります。
なぜなら、相続放棄をせずに相続を承諾してしまうと、マイナスの財産である住宅ローンなどの借金も、プラスの財産と同様に相続することになるからです。
その他、相続人同士の関係が悪く、不動産を巡ってトラブルになる可能性がある場合や、自身の経済状況などを考慮し、相続したくない事情がある場合も、相続放棄を検討できます。
相続放棄は、借金などのマイナスの財産を相続せずに済むという大きなメリットがある一方で、注意すべき点がいくつかあります。
相続放棄には、手続きの期限があることをご存知でしょうか。
相続放棄を希望する場合には、相続の開始を知ったときから「3ヶ月以内」に家庭裁判所へ申述しなければなりません。
相続の開始を知ったときとは、一般的には被相続人が死亡したときを指します。
3ヶ月という期間は、相続人の方が放棄をするか熟慮するための期間です。もし、相続放棄の手続きを3ヶ月以内に行わなかった場合、自動的に相続する「単純承認」をしたとみなされてしまいます。
相続放棄には期限があるため、早め早めの対応が必要です。
相続放棄は、マイナスの財産だけでなくプラスの財産もすべて放棄することを意味します。
相続放棄すると、借金などの負債から解放される一方で、預貯金や不動産などのプラスの財産も受け取ることができなくなります。
相続財産にプラスの財産が多く含まれている場合でも、負債が大きくそれを相続したくない場合は、相続放棄を選択することがあります。
相続放棄するかどうかは、プラスの財産とマイナスの財産のバランス、そして相続後の生活設計などを考慮して慎重に判断する必要があります。
不動産が多い相続では、専門家への相談が安心できる相続を実現する鍵となります。
相続財産に不動産が多い場合、その調査や相続放棄の手続きは複雑になる可能性があります。そのため、ケースに最適な専門家に相談することが重要です。
相続財産調査や相続放棄には、それぞれの専門家がいます。状況に合わせて、以下のように適切な専門家を選ぶことが重要です。
専門家 | 得意分野 |
---|---|
弁護士 | 相続放棄、遺産分割協議、相続に関するトラブル解決など |
司法書士 | 相続放棄の手続き、不動産の名義変更など |
税理士 | 相続税の申告、相続税対策など |
例えば、相続放棄を考えている場合は弁護士や司法書士、相続税の申告が複雑な場合は税理士に相談すると良いでしょう。
専門家への依頼は費用が発生しますが、専門知識と経験に基づいたアドバイスや手続きのサポートを受けることで、結果的に費用対効果が高くなる可能性があります。
不動産が多い相続では、その種類や状態、権利関係を丁寧に確認する必要があります。特に、以下のような点は注意が必要です。
戸建て、マンション、土地など、種類によって調査範囲が異なります。築年数や老朽化の程度も確認が必要です。
所有権、借地権、抵当権など、複雑な権利関係がないか確認します。共有者がいる場合は、その持分割合も確認が必要です。
住宅ローン残高や固定資産税滞納がないか確認します。負債が財産を上回る場合は、相続放棄も検討しましょう。
土地境界の明確化、近隣とのトラブルの有無、建築基準法への適合性なども確認しておくと安心です。
広範囲の土地、複数の建物、共有持分などの複雑なケースでは、専門家への相談がスムーズな相続を実現する鍵となります。専門家に相談するには費用はかかりますが、専門知識に基づいた的確なアドバイスを受けられる、必要書類の準備や煩雑な手続きを代行してもらえるなどのメリットがあります。
不動産が多い相続は、調査範囲が広く、手続きも複雑になりがちです。専門家に依頼することで、相続財産の全体像を把握し、適切な判断をすることができます。また、専門家は相続放棄や相続税の申告など、複雑な手続きについてもサポートしてくれるため、安心して相続を進めることができます。
相続財産に不動産が多い場合は、早急に専門家へ相談することをおすすめします。
滋賀県大津市にある和田正俊事務所は、相続に関するお悩みをお持ちの皆様を全力でサポートいたします。相続財産の複雑な調査や、相続人との調整、不動産の取り扱い、さらには相続放棄の検討まで、幅広いニーズに対応しております。
和田正俊事務所の大きな強みは、経験豊富な代表が直接対応する点です。豊富な知識と経験を活かし、皆様のご要望に対して最適な解決策を提供いたします。例えば、不動産を含む相続に直面している方には、その特有の問題点を丁寧に説明し、具体的な解決方法を提案いたします。
また、相続財産の調査や手続きにおいて、税理士や弁護士といった専門家の協力が必要な場合があります。和田正俊事務所では、こうした他士業の専門家と連携し、スムーズな問題解決を実現しております。
経験豊富な代表が直接対応し、他士業との連携も活かしながら、皆様の問題をスムーズに解決します。初回の無料相談を活用し、まずはお気軽にお問い合わせください。
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